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#カイゼン活動
#サステナブル

見える化で物流がスムーズに!共栄舎は台車運用でも『ひとひねり』

現場の「ちょっとした困りごと」に潜む、本当の課題

工場や倉庫を日々行き交う「台車」。モノづくりの現場には欠かせない相棒ですが、ある時、現場でこんな小さなストレスが積み重なっていました。

  • 「この台車に乗っている製品、次はどうするんだっけ?」(次工程待ち?それとも社内保管?)
  • 「色々な製品の部材が、一時的に混ざってしまっている……」
  • 「台車を使いたいけれど、担当者がいなくて動かしていいか分からない!」

どれも一つひとつは小さな疑問やタイムロスかもしれません。しかし、これらは「担当者しか製品の状態が分からない」という属人化が生んだ、現場の“見えない壁”でした。

私たちは考えました。

「誰が見ても一目で状態が分かり、みんなが迷わず動ける仕組みは作れないだろうか?」

「考えて、動く」:めくるだけで状態が分かるラミネートの導入

そこで現場が導き出したアイデアが、台車のハンドル部分への「状態表示ラミネート(札)」の設置です。

単にメモを貼るだけでは、貼り替えの手間や紛失の恐れがあります。そこで、リングで綴じた全7種類のラミネートを台車に常設し、状況に合わせて「めくるだけ」で現在のステータスを切り替えられる仕組みにしました。

運用のルールは極めてシンプルです。

空き台車札(白):何も乗っていない、基本のフラットな状態。

持込み札(赤):弊社便で加工先に持ち込む予定があるモノ。

加工先渡し札(黄):加工先様に引き取りに来てもらうモノ(加工先名も明記)。

納品札(青):出荷・納品予定があるモノ。

社内作業札(水色):検品・梱包・組み立てなど、社内作業が必要なモノ。

棚戻し札(緑):社内在庫として保管するモノ。

棚戻し札(緑):社内在庫として保管するが、計数必要なもの

さらに、「ラミネートは必ず見えやすいように台車のセンターに戻す」といった細かいルールまで徹底。↓

ミニ台車や通い箱用には、計量器の横に個別ラミネートのステーションを設置し、例外を作らない工夫も凝らしました。↓

仕組み化がもたらした、倉庫物流の大きな変化

この「めくるだけ」のひとひねりによって、現場には確かな結果が現れました。

・迷わない一時保管

⇒入荷した製品を種類ごとにしっかり色分けし、一時保管できるようになりました。

・担当者不在でも動ける現場

 ⇒「札」が状態を雄弁に物語ってくれるため、担当者が不在の時でも、別のスタッフが       迷わず加工先へ物品を受け渡せるようになりました。

・無人での引き取りにも対応
⇒担当者が不在の時や、たとえ引き取り場所にスタッフが誰もいない無人の状態であっても、来社された加工先様が札を見てパッと状況を判断し、迷わず物品を引き取れるようになりました。

・自社の物流をリデザインするきっかけに

⇒ラミネートの項目を整理するプロセスを通じて、改めて自社の物流全体の流れを綺麗に整理・見直すことができました。

未来の「ちょうどいい」モノづくりのために

今回の取り組みは、決して大掛かりなシステムの導入ではありません。しかし、現場の「困った」に対して「どうすれば全員が動きやすくなるか」を考え抜き、ラミネートというシンプルな形で仕組み化した例です。

これからも私たちは、現場の小さな違和感を見逃さず、考えて、動くことで、よりスムーズでミスのないモノづくり環境を整えてまいります。

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